小倉造兵廠時代の施設としては、往時の雰囲気を最もよく遺していた施設、と言われていた施設でした。屋根構造が少し特殊で、これは機能によるものなのか、それともデザイン上のものかははっきりしていません。小倉造兵廠は戦時中の施設ではなく、関東大震災を期に首都圏に集中していた軍需工場群を分散した中のひとつなので、それぞれに気合いが入った建物も多く造られていたものと思われます。この建物もそれらの内のひとつだったのでしょう。
建物自体は駅前の再開発事業に伴い解体、現在では弁護士会館とコンビニが建っています。後から考えると、意外と奥行きの深い建物であったのでしょう。つくづく、一度内部を見たかった、と言わざるを得ません。(41.) |