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近代化産業遺産 総合リスト


 
建物紹介例
<写真1がここに入ります。(下は例)> 現在の建物名称(昔の建物名称)
住所(移設の場合、旧所在地) 建築年代
構造/階層 設計者/施工者
文化財指定・顕彰(ある場合)/撮影日/所有状況/
使用状況(建造当時の用途)
建物説明をくどくどと。(文末に参考文献ナンバー)

佐賀県唐津市編

唐津市歴史民俗資料館(旧三菱合資会社唐津支店本館)
唐津市海岸通 明治41年(1908年)
木造スレート葺/2階建 曾禰達蔵/神戸三菱建築事務所
県指定重要文化財/04.2/唐津市/展示施設(事務所)
 現在は歴史民俗資料館として使用されています、、、という言葉を受けて唐津に来てみたものの、その位置を知ることができず撤退したのは一年前のこと。ようやく辿り着き、写真に納めました。
 訪れた時に感じたその存在感には感服せざるを得ません。ただ、ひとつだけ気になることはその出自。現地の案内板には曾禰達蔵による作品であることが明記されていましたが、近代化遺産報告書には一切不詳との記述があります。建物の価値が損なわれることはないとは思いますが、誰の作品か報告書内でぼやけている事には、少しの寂しさを覚えます。(21.現地案内板.)

旧唐津銀行本店(同左)
唐津市本町 明治45年(1912年)
煉瓦造/2階建 田中実/清水組
登録有形文化財/03.7/唐津市/静態保存(銀行)
 最初に受けた印象は、「騒がしい建物」でした。壮麗な建物だと言えばそうなのですが、窓回りに白く彩られた部分(保護されているのか?)が妙に違和感を覚えさせています。
 本などで紹介される内装部分は、実に文句もつけようもない一級品の建物です。建造に際しては地元出身の大建築家辰野金吾の監修があったといわれています。いったいどう言ったコンセプトでこの白い部分がのぺっと拡がったデザインが採用されたのか、個人的にはもう納得させて欲しいと願うばかりです。(21.)

宮島醤油株式会社原料倉庫(同左)
唐津市船宮町 明治末期〜昭和初期
木造瓦葺/平屋建 不詳/不詳
/03.7/宮島醤油/倉庫(同左)
 ペイントの勝利と言うべきでしょうか。元の装飾的要素はあまり見られない倉庫建築が、見るものをはっとさせる建物として地域に愛されています。よく見てみると円形の通気口など、近世の倉庫建築には見られなかった構造があちらこちらに見られ、近代の空気を一杯に吸い込みながら日本の伝統を失わない気概を感じさせます。
 現在も現役の倉庫として用いられ、道路沿いからもよく見える同社のシンボル的建物と言えるでしょう。(21.)

宮島商事株式会社(同左?)
唐津市船宮町 昭和初期
木造瓦葺/2階建 不詳/不詳
/03.7/宮島商事/事務施設(同左)
 宮島醤油倉庫の向かい側に位置しており、連続した街並み空間を演出させるのに一役買っています。
 非対称系の構造は独特の個性を感じさせますが、窓回りに改装の影響が見られ、やもすれば見落としてしまう可能性もある作品と言えます。敷地境界を示す車止め状の柵は当時の雰囲気を醸し出すのに一役買っており、なかなか渋い演出ではないでしょうか。(宮島醤油ホームページ.)

宮島醤油株式会社本社工場事務所(同左)
唐津市船宮町 昭和10年(1935年)
木造瓦葺/平屋建 不詳/不詳
/03.7/宮島醤油/事務施設(同左)
 マンサード状に仕立てた切妻部が際だって印象に残ります。向かいの倉庫に比べると完全な洋風建築と言え、どことなくコロニアル建築の影響を感じさせます。
 屋根から明かり取り窓に架けての意匠は竣工当時の意匠をそのまま用いていると考えてよいでしょう。倉庫がやたら目立っているためなかなか正当に評価されづらいかもしれませんが、これこそ後世に伝え残すべき同社の名建築だと断言したいと思います。(21.)


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